熊のもろもろ

香港、台湾、日本など日本国内外での日記や思ったこともろもろ書きます。 なるべく継続

就活 大学生8年目の僕がベンチャー企業から内定をもらえるまで #8 自分の将来について

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よいしょ~🐻

今回は僕の将来の目標と目標をもったキッカケを書いていこうと思います。

先にキッカケを得ることになった理由を言ってしまうと、なんでもいいので、行動していたからと、仕事をしている人との出会いがあったからです。一生懸命に行動していたかというとそうでもないので、将来の目標が見えないという方にとっても、そこまで現実離れした話ではないかなと思います。なので、ご一読いただいて、なんとなく行動してみてもらえたらと思います。

 

では、僕の目標ですが、2つあります。就活シリーズの#6ほんとに就職するの?でも触れたのですが、

①若いアーティストを紹介する場を作り、日本人がもっとアートに触れる機会を増やしたい。

②檜の森を作って、維持管理していける仕組みと組織を作る。そして、できた木材を寺社に寄贈する。

①から順番にいきましょう。

まず、現代アートとの出会いは、僕の場合は、アート業界以外が入り口でした。僕の大学の専門は日本建築史です。古いものを継承したいという思いから、寺院の修理現場で働いていた経験もあるので、自分でももっと直接的に貢献したいということで、大学の友人たちと一緒にやろうという話がありました。縁あって、京都で町家の改修を任せていただくことができました。

 実際に施工もやっていっているので、様々な人にも自分のやっていることの紹介などもしていました。すると、またまた縁あって、寺院の修理現場で知り合った方から、我々の町家で「町家の日」(https://machiyanohi.jp/)に参加する形で、イベントをしてくれないかというお話をいただきました。そこで、またまたまた縁あってアーティスト「やましたあつこ」(https://atat000x.wixsite.com/siatsuko/2019)さんに個展をしていただけることになりました。これが私とアートの出会いでした。

 彼女にいろいろと質問をして、アート業界について教えてもらい、さらに、自分でも関西関東のギャラリーへ足を運ぶようになりました。なんと、ギャラリーは入場無料なのです!だから、作品が売れないとアーティストもギャラリーも収益が上がらず、アートを制作していけないのです。などなどの事情をしり、さらに、アートに触れることで気づきがありました。アートから作者や作者の込めた気持ちを理解しようとすると、どんどん新しい発見や感動を見つけることができ、自分の心が癒されていました。そして、この感動をもっとたくさんの人に知ってほしい!

 そして、死ぬんじゃないかというくらい苦しみながら自分をアートという形で自己表現を突き詰めていって、感動を与えてくれるアーティストに尊敬を抱き、かつ、制作に貢献したいと思うようになりました。

 この感動を与えてくれるアーティストと、アートから何かを感じ取る努力ができる日本人が共存できたら、もっと魅力的な日本・日本人が増えると思っています。

 この考えまで行きついたキッカケは、自分が少し行動したことと、縁・運に恵まれたことでした。なので、ほとんど助けていただいて見つけた目標でした。

 

次に②に行きます。

大学の建築専攻で研究していた時にキッカケがあります。

私の学部の卒業論文は、近代の吉田種次郎という大工に関する研究でした。それ以前から大工という職人には、かっこいいという単純で純粋な関心や憧れがありました。なので、大工について書かれた論文や文献だけでなく、一般向けの書物も読むようになっていました。そこで、ある本に出合います。

西岡常一(つねかず)『木に学べ』小学館文庫、2003年

https://www.amazon.co.jp/dp/B07DTD4MXB/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

この本を読んで衝撃を受けました。日本の寺社に使われている檜(ひのき)という材種は、日本の東北以南と台湾の北部のみにしか生息できない材種だそうです。そして、日本には、寺社の柱などの主要な部分で使われるような大きな檜は残っていないので、薬師寺の修理の時には、台湾へいって材料を輸入したそうです。そうです、日本の寺社の中には、日本の国産材で作られていない寺社があるのです。

 愕然としました。檜が個人のために使われ、大衆のために使えないのです。具体的に言うと、檜風呂といった一部の人の快適な生活のために檜が消費され、より多くの人が触れ、心を満たす寺社に使えないまでに減らされているのです。こんな状況は嫌です。日本で育った木材で日本人の心に寄り添っていく寺社であってほしいと願ってやみません。

 ただし、僕が生きている間に寺社に使えるような大きな檜を生産できるかというと、無理な話です。もし急いで生産したとしてももろい材料ができるだけです。木材は生きた分だけもつと言われており、100年生きたら100年木材としてもつのです。だから、生産して、寺社に提供できるような仕組みと組織を死ぬまでに作りたいと思っています。

 ②については、大工研究に導いていただいた先生によるところと、自分で調べていったことで見つかりました。関心のあることについての研究から、関心があることの周辺に対する目標が生まれました。

 

まとめ

 つらつらと自分の目標・気持ちとキッカケを書いていきました。

 がっつりでなくてもいいから、何か行動していこう。あと、出会えた人を大事にしてたら何かある

 

次回は、目標をどう就活に生かしたかということを書きます。こっちのほうが役に立つと思います。すみません。今回はオ○ニーでした。

ちょっとネタばらし。「誰の、どのような問題に対して、何を提供するか」が大事です。

 

じゃまたね~